どうも~夫です!
今回のテーマはこちら、足首の捻挫です!
読んで頂きたい対象の方はこちら
- 運動部で部活動をしている学生さん、その親御さん
ただの足首の捻挫?!
皆さん、足首の捻挫をしたことはありますか?
私はあります笑
小学校の時からバスケットボールをしているのですが、その頃からしょっちゅう捻挫を繰り返していました。
部活は休めないから我慢して部活を継続、気づいたら足首ぐらぐら・・・
捻挫を繰り返す足首に・・・
何が悪かったのか?
この記事では足首の捻挫についての解説、その対応方法について説明します。
そもそも足首の捻挫って?
一言に足首の捻挫と言っても、その捻り方によって様々な疾患が生じえます。
今回は最も多い外くるぶし周囲の怪我について解説します。
内がえし捻挫
捻挫をする向きによって痛める部位が変わります。
足首の捻挫は内側に捻ることが多いため、外くるぶし周囲を怪我します。
足首の外側には主な靱帯が2つあります
難しい単語出てきてわけわから~ん!ってならないでください笑
ちゃんと解説します。
前距腓靱帯は読んで字の如く、前の方で足首の骨(距骨 ③)と外くるぶし(腓骨 ②)をつないでいる靱帯です。
踵腓靱帯も字の通りで、踵の骨(踵骨 ④)と外くるぶし(腓骨 ②)をつないでいる靱帯です。
他にも靱帯はありますが、足首を内に捻るパターンではこの2つが重要になってきます。
靱帯のチェック
内に捻る場合、怪我の性質上靱帯の切れる順番が決まっています。
なので、前距腓靱帯が損傷しているかをチェックすることが重要です。
これはエコーを当ててあげると診断できます。
初期に治療をしないと?
初期に適切な治療をしないと・・・
私のように足首がぐらぐらになります泣
今の私は生活に支障がない状態です。
しかし、捻挫を繰り返し軟骨損傷が進行していくと将来的に変形性足関節症になってしまいます。
ここまで足関節の隙間がなくなってしまうと、足関節固定術や人工関節置換術が必要になってきます。
手術を避けるためにも初期対応が重要になってきます。
適切な初期対応は?
現場から受診まで
捻挫をして真っ先にして頂きたいのはRICEです!
RICEとは・・・
出典:日本整形外科学会
RICEは怪我の際にしてほしい基本です。
捻挫をすると損傷した組織から出血します。
出血部位が腫れると周囲の組織が血流障害を起こし、回復に時間がかかってしまいます。
なので、怪我をしたら無理をせずRICEをしてください!
RICEをすることで局所の出血・腫れが抑えられ、復帰までの期間が短くなります。
そのまま活動を続けていると出血・腫れが助長され、結果的に復帰が遅れてしまいます。
病院では
エコーで靱帯の損傷を、レントゲンで骨折がないかをチェックします。
前距腓靱帯損傷なし
これが、いわゆる”ただの”捻挫ですね。
この場合は疼痛に合わせて治療方針を決めます。
痛みが強くなく腫れもないようでしたら湿布で経過をみていただきます。
腫れがある、痛みが強い場合はサポーターの処方もしくは1週間のギプス固定を行います。
前距腓靱帯損傷あり
前距腓靱帯に損傷がある場合、踵腓靱帯もチェックが必要です。
踵腓靱帯損傷なし
私の場合、まずはギプス固定を1週間行います。
1週間後にギプス固定を外し、腫れや靱帯損傷部の圧痛、エコーで不安定性をチェックします。
改善傾向ならギプス固定からサポーター固定に変更します。
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サポーターは装具屋さんが来ている病院で処方してもらえば良いですが、もしなければ上記のような内がえしを予防してくれるサポーターが良いと思います。サイズ、左右別なのでご注意を。
サポーターの固定期間は大体3週間から6週間かけて外していく感じが多いです。
3週間はお風呂以外ずっと固定、その後屋内から装具を除去、疼痛・安定性が問題なければ屋外も装具を除去といった流れで指導をしています。
踵腓靱帯損傷あり
この場合は腫れ、疼痛が非常に強いです。
私の場合、まずはギプス固定を3週間(2週間でギプスの巻きなおし)行います。
その後、サポーターに変更します。
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踵腓靱帯も切れている場合はより強固に固定をしたいので、上記のような内がえし・外がえし両方を抑えてくれるサポーターがお勧めです。こちらも左右、サイズがありますのでご注意を。
サポーター固定期間は6週間から8週間程度していることが多いです。
リハビリテーション
しっかりとRICEを行い、固定もしていると早期に炎症が治まります。
局所の炎症が落ち着いてきたところで、スポーツ復帰にむけて可動域訓練や足くび周囲の筋力訓練を行い捻挫の再発を予防することが重要です。
上記のようなストレッチ、筋トレをすることで再発予防が可能です。
まとめ
今回は足首の捻挫について解説をしました。
如何だったでしょうか。
足首の捻挫は甘くみていると痛い目にあいます。
軽い捻挫と思っても、しっかりエコーで診てもらえる病院を受診することをお勧めします。
一昔前に比べると指導者の知識レベルも上がっているとは思いますが、未だに精神論でゴリ押しをする所も少なからずあります。
自分の身体を守れるのは自分だけ!
初期対応をキチッとすることで将来、不安定な足首になることを防げます。
手術を避けるためにも適切な治療を受けてください!
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